印象に残った配信

この期間中、様々なクリエイターたちがあの手この手で配信で面白いことをしようと
していて、自分もそこそこいろいろ見ましたが、正直、記憶に残るものはあんまり多くなく。前からそうなんですけど、そもそも「即興で〇〇」系(具体的に言うと「曲作り」とか「漫才」とか「ラップ」とか)の早さ押し出し系の企画とか作品に全く惹かれない、っていうのと、ツイッターYouTubeの短い動画も好まない、っていう感じなの
でこの期間は以上の集合体みたいな提供が多くて、触れてるその時間は楽しいものもあったりしながら(それで充分っちゃ十分なんだけど)、うーん、といった感じ。

の中で、「これ良かったなー」ってやつを二つ記録。

 

でんぱ組.inc 『THE FAMILY TOUR 2020 ONLINE』

 

realsound.jp

 

ライブハウスツアーが中止(もれなく自分もチケット買ってた身なのですが)になった
でんぱ組の有料オンラインライブ。メンバーのパフォーマンス、音響、どれも良かったのですが、やはりVJ。メンバーの映像をおもちゃにあれやこれやとエフェクトを掛けまくり。しかも、生配信でやってたのがドキドキ。これがもっと正統派のアイドルとか
だと「もっとちゃんとメンバーの顔映せ!」ってなるだろうし、大所帯グループだと
画面に全員映すだけで一人一人が小さくなって見応え無くなるだろうし。
もともとライブのVJが浸透してたし、MVでもCG盛り盛りの作品がナンバリングタイトルだったでんぱ組とhuezがバチコーンと噛み合ったライブ。

 

 

東京03 リモート単独公演 『隔たってるね。』


東京03リモート単独公演「隔たってるね。」

 

飯塚さんが期間中に書き溜めてたコントをオークラさんに見せたところ
「単独出来るじゃん」ってなって行った無料配信ライブ。
これも生で見てたのですが、蓋を開けてみればOP曲・ED曲・幕間ネタ有りの
普段の単独公演。
3本目のネタに角田さんが出てこない、なんかは配信ならではかな、と。

 

 

以上の二つに共通して言えるのが「オンラインでしかできないことをやっている」点で。
でんぱも普段のライブでメンバーの顔がぐるぐる回ったりは出来ないわけで、
03のネタもどれも板の上では出来ない、リモートでしか出来ないネタになってました。

 

例えば、弾き語り配信とか、ライブ会場からの配信ってどうしても
「良いなぁ。でも、やっぱり生で見たいなー」になっちゃうし、
一見「リモートならでは」に見えても、やっぱり普段の物に「組み込んでみました」っていう「オンラインでしかできないことをやっている”風”」なものになってたり。

そんな中で上二つは、「この期間が開けてもまたやってほしい」、という感想を持ったライブでした。